東京大学大学院入試 薬学系研究科

東京大学薬学系研究科修士課程に合格したので簡単にその経緯を紹介します。

自分は外部の薬学部から受験したので外部から受けたい人は参考程度にどうぞ



09' 既に研究室に属していた学部3年の時、ある教授の講演を聴き、その研究内容の面白さに惹かれその研究室で研究をしたくなる。

10' 6/12 東大薬学部大学院入試説明会があったが、自身の研究室の都合で不参加。志望先の教授とメールで連絡を取り、後日研究室を見学させてもらう。院試説明会に不参加で願書を貰えなかったので、東大のHP記載の通りに返信用封筒を送り、郵送してもらう。ついでに過去問も東大HPで注文した(5年分3000円くらい・・・解答はついてこない)

6/21~30 願書を書いて郵送

院試休みは自身の大学の院試日程の都合上、東大院試日までに2週間、その後自分の大学の院試までにもう2週間貰えた。

8/9,10 東大薬 院試 試験前日から湯島のビジネスホテルに泊まり、計2泊した。
一日目は教養科目とTOEFLの試験。二日目は専門科目と教授、准教授陣による面接試験。

8/25 東大薬院試の結果発表。23年度は受験者数132人、合格者数112人


受験科目

英語TOEFL itp)2時間半
教養科目 化学2題、生物2題、物理1題、数学1題の6題中3題選択 2時間
専門科目 有機化学3題(内1題が去年までの天然物化学)、生化3題、物化2題、薬理1題、薬剤1題、分析1題の11題中3題選択 2時間
面接 5分くらいの簡単な面接。
 
勉強内容
入試では 教養で化学2題、物理。専門で有機2題、分析を選択

英語 

TOEFLの予想模試の本を買って4回分のうち3回やった。また6月からTEDで英語を聴いていた。
<使用教科書>


化学

 有機化学はボルハルトウォーレンの上巻に書かれていることで全て解けるので、これらはとても役に立った。これらを使い有機化学の基礎知識、原理を知っておけば有機は十分(教養では難しい反応機構は出ないので)。

 無機化学(特に遷移金属、結晶場理論を中心に)、物理化学、分析化学は浅く勉強した。深い知識はいらないので、特に教科書をしっかりと勉強したりはせず、過去問を10年分やったのが役に立った。

感想
 有機化学の幾分深い知識と、無機、物化、分析の浅く広い知識や計算問題への慣れ、そして過去問を10年分解けば満点を狙える。
 しかし近年無機化学が出題されていない(自分の年も無機化学の問題はなかった)
<使用教科書>



物理 

 大学物理はここ何年も慣性モーメントしか出てないが、5年以上前の過去問にあった微分方程式を使う問題も解けるようにはしておいた。
 慣性モーメントは参考書の章末問題を解ける程度で十分。高校物理は今さらやるまでもないけど、塾講師や家庭教師をやってないなくて忘れた人は高校の時の参考書をざっと見返すと良いと思う。
 ちなみに今年から物理は2題→1題に減り、かつ高校物理しか出なかった。過去問は最近5年分をやれば十分、来年からは高校物理(力学、電磁気)の復習だけでいいのかもしれない。

<専門科目>

有機化学 
 ウォーレン有機化学を下巻の3分の1くらいまで読んだ。また、演習で学ぶ有機反応機構(通称福山本)という本のB問題の半分くらいまでを間違いがなくなるまで繰り返した。過去問は最近の分をやって傾向つかめば十分なので、教科書と反応機構の問題集をみっちりやって、今後自分の研究にも役に立つ有機化学者の基礎知識をしっかり身につけるべき。大学院講義有機化学という本の問題からよく出題されてるから、満点狙いなら少し解いておくといい。優先度は、ウォーレン≒演習で学ぶ反応機構>過去問>大学院講義有機化学
 悔やまれるのはウォーレンを最後まで読み終えてればもっとが点数とれたと続きを読んでて感じたこと
<使用教科書>


分析化学 
 東大の授業プリントから全て出る。内部生にコピらせてもらってひたすら書いて全て覚えた。
1回プリントを勉強し終えた後に時間を空けて再度繰り返し書いて勉強した。かかった時間は1回目は丸々1週間、2回目は2日間。今年はなかったけど毎年ある難問1題以外は勉強すれば簡単に書ける。難問はプリントの図、表の隅にある知識から出る。そんなとこ調べないから!

全体の総括

 院試はしっかりと勉強する時間がとれる最後のチャンスです。これから大学院で研究をしたり、企業に入っても研究者をするならどれも必須の基礎知識となるので、たくさん勉強して今後の糧を得ましょう。
また、過去問の解答(内部生が毎年分担して作成)は志望研究室を訪問した際にほしいと言えば入手可能です。

本番を受けた感想

教養 
 例年通り、化学は有機化学を勉強している人に有利だった。過去問にあった形式の問題が再度出たり、ボルハルトに出てくる基本的な反応機構が出た。分析、物化は簡単な計算問題が出た。
物理は出ると思った慣性モーメントは出ず、全て高校物理の内容だった。物理の難易度は標準的。
数学は問題をチラ見したら高校数学だった。線形、微積の大学数学はどこいった?

英語 
 TOEFLはイヤホンで聴くのと会場で聴くのは大きく違って聴きにくかった。これは全員同じだから仕方ないけど。また自分が使った本の会話より格段に早く感じた。分法はギリ、長文は10分余った。文法、長文はみんなほぼできるだろうし、リスニングはみんなできないし、あまり差がつかなそうだと感じた。

専門 
 今年の有機の1番は難しかった。過去問と比べると高難易度。有機系研究室のひと以外は解くの無理でしょ。2番は1番ほど難しくはなかったけど、やはり有機系以外の人は手をつけにくいと思う。
 今年から専門科目となった物理化学。自分は選択しなかったけどあの問題は・・・今年の有機を選択できなかった人への良心かと。NMRとX線結晶構造解析に詳しい人は歓喜の楽さ!!
 分析は過去問と同じような傾向だったけど、毎年1問ある難題的なものがなかったから解きやすかった。ここで大きな差はつかなかったはず。


<院試合格、大学院入学後に自分がどうなったか(博士課程の奨め)>

 大学院入学後に自分がどうなったか

 私は学部時代に有機化学の研究室に所属した時から、この先は博士課程に進学したいと考えていた。そのため、東大院修士課程での目標として「M2の4月までに投稿論文を一報書き、学振のDC1を獲得する」と定めた(一応説明すると、学振特別研究員DC1に採択されると、博士課程で月額20万円×3年間分の給与と、年100万円程度の研究費が国から支給される)。
 実際に修士時代は他の学生に負けない量実験し、なんとかまとまった結果を得て、書いた論文が期限までに一報アクセプトされた。その甲斐あってか、苦労して書いたDC1の申請書も書類選考だけで採用された。
 また、修士課程で発表した論文や特許等の成果が認められ、大学院時代に借りた日本学生支援機構の第一種奨学金(2年で211万2千円)は全額返済免除となった。
 同学博士課程に進学後は自分のやりたいと思った研究を楽しく推し進めた。毎年国内外の学会に参加して成果を発表し、博士課程2年時には東大の留学支援プログラムに申請、採択され、アメリカの大学で2か月間研究生活を送ることもできた。(就職活動はこれから)

 博士課程進学の奨め

 このページを見る東大院進学希望の方に言っておきたいのは、外部から入学した私が内部生にも負けない成果を出して、国に支援してもらいながら楽しい大学院生時代を過ごせているのは、「博士課程に進学したから」である。
 修士課程で就職活動をして卒業する場合、内部生の就活までの研究時間はB4からM1冬までの1年半に対し、外部進学者はたった半年である。半年で研究成果が出る可能性はほぼなく、披露できる研究結果がないまま就活に臨む場合、就職活動で望みの企業に内定する可能性はかなり低い(身近な人を見ての感想)。さらに内定が出ない=就活は長引くため、ようやく内定を得ても修士発表審査に耐えうるデータを得るには時間が本当に限られ、大変な苦労と発表内容に不満が残る悔しい思いをするだろう。
 一方、博士課程に進学する場合は、就活をしないため、修士課程の間2年間を研究に集中でき、就活をした内部生とほぼ同等の研究期間を使い研究能力を磨いて成果を出し、結果十分満足いく修士発表が出来る。もちろん学振申請迄に成果を出すのは相当に厳しいが、最近は各国立大学には博士課程進学を決めた学生に(成果がなくても申請書をしっかり書けば)月18万円の給与を与えてくれる博士支援プログラムがある(これの恩恵にあずかる外部生は多い)。そのため、博士課程進学の金銭面はそこまで心配せずともなんとかなる。
 せっかく大学院に研究をしに来ているのだから、腰を据えて博士課程までしっかりと研究して論理的思考能力、問題解決能力、課題発見能力を身につけ、そのうえで職に就くのをお勧めする。優秀な学生、先生がいる東大の研究環境で約5年間を切磋琢磨して過ごすことは、人生において大きな糧となるのではないだろうか。
 外部から院に進学するなら、ぜひとも博士課程に進学して、良い環境で内部生にも負けない大きな成果と自信、そして高い能力を身につけて卒業をしてほしいと思う。(長くなってすみません。)



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COMMENT

こんにちは.

東京大学大学院薬学系研究科志望の大学3年生です.
学部は工学部です.

ブログ読ませていただきました.とても参考になります.

学部の講義から出ると仰っていた科目がありましたが,内部生とはどのようにしてコンタクトを取ったのでしょうか.
もしよろしければ教えていただけると幸いです.

2011.02.24| URL| 7743 #mQop/nM. [編集]

Re:

>こんにちは.

>東京大学大学院薬学系研究科志望の大学3年生です.
>学部は工学部です.

>ブログ読ませていただきました.とても参考になります.

>学部の講義から出ると仰っていた科目がありましたが,内部生とはどのようにしてコンタクトを取ったのでしょうか.
>もしよろしければ教えていただけると幸いです.

過去問は志望研究室を訪問した時にCD-ROMで貰えたりします。場所によるかもしれませんが...
授業プリントは研究室訪問時に頼んでコピーさせてもらったりしたらいいです。

2011.02.26| URL| 管理人 #- [編集]

教えてください

私は私立k大学薬学部の3年です。東京大学大学院薬学系研究科志望なのですが、大学での英語の授業で実力がついていると感じられません。有機化学のウォーレンのような英語でおすすめの参考書を教えてください。

2011.05.08| URL| 佐々木 #- [編集]

Re: 教えてください

> 私は私立k大学薬学部の3年です。東京大学大学院薬学系研究科志望なのですが、大学での英語の授業で実力がついていると感じられません。有機化学のウォーレンのような英語でおすすめの参考書を教えてください。

大学院入試には英文法、長文読解等大学受験で使った知識はそんなに必要ないので、心配なら高校時代の参考書で勉強すれば十分です。
薬学系研究科の院試ではTOEFL itpを受けることになります。TOEC同様に、文法、長文は少しありますが、難易度は高くなく、TOEFL勉強用に予想問題が載っている本がいくらでも売っているので、その本で文法、長文部分の問題を何回もこなし、問題に慣れればだんだん得点できるようになりますので、文法、長文はそれ以外とりわけ勉強は必要ないと思います。
それよりも、リスニングの勉強をすることをオススメします。よく言われることですが、リスニングは一朝一夕でできるようにはなりません。また、TOEFLのリスニングは難易度が高かったので、院試の英語で他の受験者と差が付くのはリスニングだと思います。英語を聴く、聴いた文章を紙に書く、聴いた文章の後を追って話す練習をすればリスニング力はつきます。もちろん院試本番前にはリスニング部分の予想問題を解いて練習する必要はありますが、今からできることはその辺のトレーニングで耳を養うことだと思います。
英語に限らず、どんな勉強をしていいかわからないなら、過去問、TOEFLの予想問題を買って一度眺めてみるといいと思います。

2011.05.08| URL| 管理人 #- [編集]

悩んでいます

お礼をいうのを遅くなりますが、質問に丁寧に答えていただきありがとうございました。
おこがましいのですが、私の悩みに対する助言をもらえるとありがたいです。私は現在薬学部3年生であり、4年制の薬科学科に転科すべきか進路に悩んでいます。薬剤師は今後、飽和するであろうといわれているため薬剤師の資格を得ても従来のような安定な職を確保できないのなら、4年制→大学院(2年)で自分の興味のある分野を学んだ方が就職に不安は残るもののよいのではないかと考えています。それともこのような考えでは大学院はいくべきではないのでしょうか?

2011.09.12| URL| 佐々木 #- [編集]

Re: 悩んでいます

> お礼をいうのを遅くなりますが、質問に丁寧に答えていただきありがとうございました。
> おこがましいのですが、私の悩みに対する助言をもらえるとありがたいです。私は現在薬学部3年生であり、4年制の薬科学科に転科すべきか進路に悩んでいます。薬剤師は今後、飽和するであろうといわれているため薬剤師の資格を得ても従来のような安定な職を確保できないのなら、4年制→大学院(2年)で自分の興味のある分野を学んだ方が就職に不安は残るもののよいのではないかと考えています。それともこのような考えでは大学院はいくべきではないのでしょうか?

コメントに気付かず返信が大幅に遅れてすみません。
学部三年生なら、まだ研究室に配属になっていないか、配属したばかりかと思います。私は研究室に配属するまで大学の講義にあまり面白さを感じず、講義はサボる、テストは前日という態度の学生でしたが、配属後に研究テーマを与えられて、研究をして新しいことを発見する楽しみ、そのためには圧倒的に勉強が必要な事を知りました。六年制の学科は、これまで以上に臨床を意識した薬剤師を育成することが目的のため、4年制の学科の学生比べて研究できる時間が大幅に少なくなります。(各研究室の教授の裁量にもよりますが...)自分が本当に研究が好きだったと後で分かったため、4年制の学科という進路を選んで良かったと思っています。4年制、6年制の違いを知って、進路をよく考えてどちらか自分あっていそうな方を選択するといいと思います。自分が考える4年制と6年制の違いを書きます。
6年生の学科は、将来的に臨床の場、つまり病棟で患者さんを診る薬剤師を育てることを目標としているので、卒業後は病院の薬剤師になる人が多いと思いますし、実際私の先輩にも多いです。また、より臨床に近いという面から、製薬会社の開発職(病院を回り、治験の実施に関わる仕事。)への就職は4年制よりも有利だと聞きます。その代わり、研究職に就職する場合は、研究時間の違いから4年制+修士2年より不利と思われます。私立の薬学部がどんどん増えていることから、いずれ薬剤師は飽和するので、他の薬剤師とどこで差をつけるかが生き残る上で重要だと思われます。医療系にいるのだから臨床現場で働きたいという思いがあるなら、6年制が良いと思います。
4年+修士2年制の学科は薬剤師免許が取得できないことからもわかるように、理学部、農学部、工学部同様に研究者の育成を目標にしています。実際分野によっては配属後にその3つの学部とほとんど違いのない研究を行うことになります。就職先は、製薬会社の研究職、開発職が一般ですが、現在製薬会社の研究所は少なくなっており、就職は他人との激しい競争になります。また、分野によっては理、農、工と変わらないと書きましたが、当然その分野での就職は彼らと競って勝たなければなりません。そのため、将来製薬企業で研究がしたくて4年制の学科に進学しても、必ず研究職に就けるとは限りませんし、実際そういう先輩を見ています。
今の就職氷河期の中、どちらに進んでも道は楽ではありませんし、研究室に配属になり、一度研究に従事した上で自分に合っているかを見て、自分が将来何をしたいかを考えてみてはどうでしょう。研究が面白いようなら、6年制の4年生を終了時に転学科して修士課程に進むといいと思います。
いい答えが見つかるといいですね。

2012.01.10| URL| 管理人 #- [編集]

質問よろしいでしょうか

今年修士を受験する予定の者です。
記事読ませていただきました。すごく参考になります。
質問なのですが、本記事で進められている大学院講義 有機化学とは演習編のことでしょうか?それとも参考書のことでしょうか?教えていただければ、幸いです。

2012.02.10| URL| tanaka #- [編集]

Re: 質問よろしいでしょうか

> 今年修士を受験する予定の者です。
> 記事読ませていただきました。すごく参考になります。
> 質問なのですが、本記事で進められている大学院講義 有機化学とは演習編のことでしょうか?それとも参考書のことでしょうか?教えていただければ、幸いです。

演習編のことです。過去問と比較するとほぼ同じ構造、解答の問題がいくつかあります。

2012.02.11| URL| 管理人 #- [編集]

質問があります

記事読ませていただきました。
上の方と同じく、夏に修士受験を考えている者です。

管理人様は6月に訪問したとのことでしたが、私は、2,3月中に一度研究室を訪問しようかで迷っています。理由は研究室の雰囲気や環境を早めに見ておきたいことと、記事に書かれていた分析化学の内部プリント、また過去問の解答を早いうちに入手しておきたいと考えているからです。

質問なのですが、
この時期の訪問は年度末ということもあり、研究室にとって迷惑になってしまうのでしょうか?
また、内部のプリントというのは新年度の授業が始まってある程度経たないと入手できないものなのでしょうか?
教えていただければ幸いです。

2012.02.13| URL| yu-ta #H2uJSVVU [編集]

Re: 質問があります

> 記事読ませていただきました。
> 上の方と同じく、夏に修士受験を考えている者です。
>
> 管理人様は6月に訪問したとのことでしたが、私は、2,3月中に一度研究室を訪問しようかで迷っています。理由は研究室の雰囲気や環境を早めに見ておきたいことと、記事に書かれていた分析化学の内部プリント、また過去問の解答を早いうちに入手しておきたいと考えているからです。
>
> 質問なのですが、
> この時期の訪問は年度末ということもあり、研究室にとって迷惑になってしまうのでしょうか?
> また、内部のプリントというのは新年度の授業が始まってある程度経たないと入手できないものなのでしょうか?
> 教えていただければ幸いです。

2月、3月は修士発表、薬学会等の行事があり先生たちも忙しい時期ですが、教授が居る日で数時間くらいの訪問なら全く問題ないでしょう。早めに見ておいて損はないと思いますし、少なくともうちの先生達はいつでもWellcomeな雰囲気です。
授業プリントについては詳しく知りませんが、おそらくもう揃っていると思います。

2012.02.16| URL| 管理人 #- [編集]

回答下さってありがとうございます。お礼を言うのが遅れて申し訳ありません。
また質問させていただくこともあると思いますが、都合がよろしければお答えくださると嬉しいです。

2012.02.16| URL| tanaka #- [編集]

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2012.03.24| | # [編集]

Re: 質問させてください

> はじめまして。
> 本文を読ませていただきました。
> 私も、今年修士を受験しようと考えているので、こちらに記入させていただきました。
> 質問なのですが、一般科目の化学(物化や無機)と物理はどのような問題集や参考書を使用しましたか?是非参考にさせていただきたいので、教えてください。

 私の一般科目の物理化学、無機化学の勉強法ですが、私の専門は有機化学であり物理化学、無機化学を勉強してから時間が経ち過ぎていたので、まず自分の大学で使っていた教科書を読みなおす事から始めました。といっても全範囲を読み直すのは時間がかかりすぎるので、まず過去問をざっと眺めてどんな分野から出題されているか、頻出の分野はどこかを確認し、出題範囲のなかで忘れていたところを覚えなおしました。ただしこの作業にはほとんど時間をかけてはいません。覚えなおしはざっと終えて、八割方の時間は物化と無機の過去問をひたすら解くことに使いました。一般科目の問題は広く浅く出題されるため、深い知識を必要とせず、正直過去問を何度もやって問題の解き方を覚えれば本番も大丈夫です。ただし、知識ゼロで過去問を解いても意味はないので、上に書いたように忘れている部分をざっと見返してから過去問にすすめばいいと思います。
 ですので質問の答えとしては、私は問題集、参考書は買わず、授業で使った教科書と過去問を用いて勉強しました。
 物理に関しても本記事に書いたように問題集等は買わず、大学1年の時に授業で用いていた物理の教科書の慣性モーメントの章を読み直し、章末問題と過去問を解いて勉強しました。物理も過去問を見ればわかりますが、章末問題と過去問のレベルは変わりません。深く勉強する必要もないため、特に新しく参考書を買う必要もなく、必要なら学校の図書館に置いてあるなるべく分かりやすそうな(厚くて小難しいものではなく)参考書を借りて読めばいいと思います。
 最後に私が使っていた教科書ですが、今はもう手元になく教科書名も覚えていないため何を使っていたかわかりません。参考にならず申し訳ないです。

2012.03.31| URL| 管理人 #- [編集]

お返事ありがとうございます。

やはり、まずは過去問を10年分集めなければいけませんね。
私は5年分しか取り寄せてないので、、10年分集めてから
それを利用して、
授業で使ってた教科書で勉強したいとおもいます!

お返事ありがとうございました。

2012.04.01| URL| チアキ #- [編集]

はじめまして。
一つ質問させてください。

分析化学対策に授業プリントをいただいたのですが、薬品分析化学というものと生体分析化学というものがあります。

どちらの授業プリントから出題されるのでしょうか?
どうかご回答お願いします。

2012.08.03| URL| hana #H2uJSVVU [編集]

Re:

> はじめまして。
> 一つ質問させてください。
>
> 分析化学対策に授業プリントをいただいたのですが、薬品分析化学というものと生体分析化学というものがあります。
>
> どちらの授業プリントから出題されるのでしょうか?
> どうかご回答お願いします。

 私の場合は薬品分析化学のプリントのみを持っていたので、それで勉強をして十分出題内容に対応出来ました。
なので薬品分析化学の方を用いればいいと思いますが、今は薬品分析化学と生体分析化学とに授業が分かれている可能性も否定できません。私が用いたプリントの内容としては定量、定性の違いという基本的な話から始まり、UV-Vis、蛍光分析、滴定、原子分光分析、タンパク質を用いる分析、電気泳動、クロマトグラフィー、質量分析等の生物学研究で用いる基本的な分析法をカバーしていました。お持ちのプリントのどちらに、または両方に当てはまっているか考えて勉強してください。

2012.08.04| URL| 管理人 #- [編集]

Re: タイトルなし

私は大学学部時代は化学が大好きで有機合成をしていましたが、大学院からは好きな化学をもっと新しい領域に活用する研究がしたくなり、有機化学を用いてバイオロジー研究に役立つツール作りをしています。今も有機合成はしますが、日常的に細胞イメージングやプロテインエンジニアリング、時には疾患モデルマウスを使ったvivo実験をしてますので、ざっくり生命科学と書きました。
なので有機化学はもともと得意だったため、大学院入試では有機化学を2つ選択しました。そして分析は今後の自分の研究に深く関わる科目ので選択しました。
薬学系研究科の院試では少しの勉強で簡単にハイスコアがとれる薬理がメジャーで、内部受験者のほとんどの人が選択しています。まずは薬理を検討してみてはいかがでしょうか。

2014.09.06| URL| 管理人 #- [編集]

質問があります。

突然すみません。
お聞きしたいことがあります。

自分は学部が工学部なのですが、薬学系研究科の修士課程に行くことは可能でしょうか?

外部生の割合はとても少ないのでしょうか?

最後に、研究室訪問のときに、教授に言えば、院試対策また必要なプリント、過去問の解説が頂けるのでしょうか?

2015.10.23| URL| Milky #- [編集]

Re: 質問があります。

Milkyさん

どのような学部でも薬学系の修士課程に進学できます。
工、農、理を始め、変わった方だと法学部出身の人も居ます。
外部の割合は研究室によりますが、私の所のように15人に1人くらいの所もあれば、M1が内部2人、外部11人なんて所もありました。先生が受け入れを承諾して、院試で合格点を越えれば内部進学者が何人かは関係ないのでしょう。

過去問や解説等は学生が作っているので、研究室を訪問した際にそこの学生さんに頼んで貰いましょう。うちだとたくさん学生が欲しいので、先生がラボの学生に頼んで研究室見学者に過去問等を渡すようにしています。それでもなかなか入らないんですけどね。

2015.10.23| URL| 管理人 #- [編集]

ご返答ありがとうございます。

ご返答ありがとうございます。
本当にありがたい情報でした。
参考にさせて頂きます。

もう一つお聞きしたいのですが、自分は有機化学と物理化学しか勉強をしたことがないので、生化学や分析化学の知識はほとんどありません。

薬学系の中でも有機合成系に進もうと思っているのですが、

やはり分析化学や生化学はやっていないとキツイでしょうか?

院試では有機化学と物理化学で受験する予定です。

2015.11.08| URL| Milky #- [編集]

Re: ご返答ありがとうございます。


> やはり分析化学や生化学はやっていないとキツイでしょうか?
> 院試では有機化学と物理化学で受験する予定です。

院試で有機化学と物理化学を選択するなら、院試対策としての分析と生化学の勉強は必要ないです。
ただ、最近のJACS等を見ていて感じるでしょうが、近年は生物と化学の複合化学がとても盛んになっています。MITの大御所有機化学研究室のバックワルド研もペプチド中のシステイン選択的な反応開発をNatureに報告したりと、有機合成化学といえども、生命科学への応用をすることで大きな仕事になります。東大薬学部の金井先生も最近その方向に進んでいるようです。
院試が終わってからでもいいので、生化学等の有機化学以外の分野も学んでおくと、自分の引き出しを多く出来るのでオススメです。

2015.11.09| URL| 管理人 #- [編集]

ご返信ありがとうございます。

生化学も余裕があれば院試後に勉強したいと思います。

アドバイスありがとうございます。
本当に助かります。

もう1つお聞きしたいのですが、学部の成績は院試に影響するものなのでしょうか。

2015.11.24| URL| Milky #- [編集]

Re: ご返信ありがとうございます。


> もう1つお聞きしたいのですが、学部の成績は院試に影響するものなのでしょうか。

学部時代の成績が重要という話は聞いていません。
ボーダーギリギリの時に参考にするかどうか位で、そこはほとんど見ないのかなと思います。
やはり院試の点数がとても重要で、ご存知かもしれませんが、
研究室によっては内部生でも順位が低いと自身の研究室で受け入れてくれず、
他の研究室に進学するように言われる厳しい研究室もあります。
成績は気にせずに、より高い点数を取れるように頑張って下さい!

2015.11.24| URL| 管理人 #- [編集]

はじめまして、ブログ読ませて頂きました。
いくつか質問があります(..)

私は他大学から東大薬学系研究科修士を目指しています。
有機系の研究室志望なのですが、東大薬学部の有機系は人気だと聞きます。
院試に上位で合格しないと第一希望の研究室に入れない、といったことはあるのでしょうか?
また、英語での足切りがあるとの噂を聞いたのですが、本当でしょうか?
英語の院試科目全体に対する配点はどれくらいですか?
(募集要項に書いていないので、管理人様の感覚でもけっこうです...)
長文になってしまい申し訳ございません。
ご回答いただけると嬉しいです。

2017.01.04| URL| 7743 #UdEQp5LU [編集]

Re: タイトルなし

はじめまして。院試から6年くらい経ちますが、できる範囲でお答えいたします。
> 院試に上位で合格しないと第一希望の研究室に入れない、といったことはあるのでしょうか?
有機系が総じて人気という訳ではないようですが、有機系に院から入学する人が多い研究室もあります。
そのような人気研究室では、研究室独自の定員が設定されていて、薬学部の合格ラインを上回る試験点数でも、研究室志望者での順位で定員を超えた場合には、(内部生、外部生問わず)第二希望等の別の研究室に行くことになるところもあります。
研究室の受入可能人数(定員)を超える志望者がいない研究室では、薬学部全体の合格ラインを越えれば(院試に合格すれば)そのまま入ることができます。

> また、英語での足切りがあるとの噂を聞いたのですが、本当でしょうか?
> 英語の院試科目全体に対する配点はどれくらいですか?
> (募集要項に書いていないので、管理人様の感覚でもけっこうです...)

私は足切りの噂を知らず、また配点も噂は聞かず分かりません。なので感覚でもお答えできないです。
英語は今後絶対に必要なので、足切りの有無に関わらず身につけておかなきゃですね!
学生時代は勉強する最後のチャンスです!

聞きたいことがありましたら、お気軽にコメントください。(すぐにコメントを返せるかは分かりませんが、、、)

2017.01.04| URL| 管理人 #- [編集]

返信ありがとうございます。
英語は足切りの有無にかかわらず頑張りたいと思います。
差し支えが無ければ、競争率が高い人気の有機系研究室を教えていただけないでしょうか?
あと、学振についてなのですが、ドクター進学者のうちどのくらいの割合の人が認定されるのですか?

2017.01.05| URL| 7743 #- [編集]

有機系では例年合成が人気で、研究室の同期が12人という年もありました。
学振は研究室によりけりなのですが、私のいた研究室はここ数年は進学者全員がDC1又はDC2に通っていました。研究分野が複合領域でしたので、同期全員と申請分野が被らないようにできることと、小さい結果でも学振を見据えて早めに論文を書く文化のため、論文を持ってる人が多かったことが有利だったと思います。シンプルな有機系だと、同じ分野に研究室の複数名が申請し、1研究室から通るのは1分野1名なので競争になり、同期の数が多いと学振に通る人は減るようでした。

2017.01.05| URL| 管理人 #- [編集]

同期が12人とはすごいですね...
そのような人気のある研究室には内部外部を問わず人が集まってくるのですか?
研究室の定員数というのは年度に関係なく決まっているのでしょうか?

2017.01.05| URL| 7743 #- [編集]

Re: タイトルなし

内部の定員は各研究室最大5名と決まっているので、外部生の定員はそれ以上にどれだけ受け入れる余裕があるかに寄りますね。
研究室の総計人数や先生の数に依存するので、各年ごとに定員は変わると思います。

2017.01.07| URL| 管理人 #- [編集]

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